ライフサイエンス領域はいずれ
インターネットのような巨大市場になる
ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授は、胚性幹細胞に多く発現する4つの転写因子で体細胞を初期化できることを発見しました。2000年前半にはヒトゲノムの完全解読が宣言され、現在ではがんや老化など、人類共通の課題と遺伝子の関係も徐々に明らかにされつつあります。また近年ではゲノム解析装置の発展・コストダウンが実現し、遺伝情報を活用した病気の予測や治療がより一般的になる日も近づいています。
2024年3月には、シンギュラリティ理論で有名なレイ・カーツワイル博士が、「勤勉でさえあれば」という条件付きで、「人類はいずれ500年生きるかもしれない」とも発言しています。ライフサイエンスやテクノロジーの発展で人間の寿命はすでに伸長していますが、計算上、2029年以降には1年毎に1年寿命が伸びるため、実質的に生きる時間が減らないことになると言うのです。
人間の寿命が500年になる時代が本当に到来するのでしょうか。それはまだ誰にも分かりませんが、ひとつだけ確かなことがあります。それは、ライフサイエンスの知見が人類に与える影響は限りなく大きいということです。例えば、山中教授の発見した技術をスキンケアに転用すれば、肌の細胞を初期化させ、赤ちゃんのような光り輝く肌を実現することも可能になるはずです。
アップル、マイクロソフト、アマゾン、グーグルなどの企業が誕生した時、インターネット領域がこれほど大きな市場になると大多数の人々は想像できませんでした。私は黎明期にあるライフサイエンス市場が、いずれインターネット市場に匹敵するマーケットに成長すると確信しています。私たちFRACORAは無限の可能性を秘めたライフサイエンス市場に漕ぎ出し、お客様に本物の美と健康、想像すらできない価値を届けていきたいと考えています。